歯磨きとインフルエンザ予防

■2019年のインフルエンザ

　「インフルエンザが早くも41の都道府県で流行期入り」、「札幌市保健所によると患者の報告数は2018年の37.5倍」といった放送が、めざましTVで報道されて以降、インフルエンザ予防のご相談が増えているように思います。

■高齢者とインフルエンザ

　インフルエンザウィルスに感染すると、急な高熱、頭痛、鼻水、せき、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛などの症状があらわれます。ご高齢の方がインフルエンザにかかってしまうと、肺炎を合併する確率も高く、時には生死にも関わる怖い病気です。

■インフルエンザへの不安

　うがいではインフルエンザを洗い流すのには遅過ぎて効果が薄い、マスクは感染した人がする意味はあるが、マスクではインフルエンザを防げないといった会話も増えてきました。では、どうしたら良いのだ？と不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか？
　手洗いやアルコール製剤によって、手を清潔に保つことは有効です。そして、もう一つ有効なのが、口腔内を衛生に保つことです。

■歯科衛生とインフルエンザ予防

　口腔内の細菌は、プロテアーゼという酵素を作り出してしまいます。そして、そのプロテアーゼがインフルエンザウィルスを手助けしてしまうのです。それを防ぐためには、歯磨き、舌みがき、歯垢の除去によって、口腔内を清潔に保つことが有効です。歯磨きの方法についての指導も、歯垢の除去にも対応している訪問歯科を是非、ご活用下さい。

　ご自宅の近くに訪問歯科があるのかどうかを調べたい、どのように依頼すれば良いかわからないといったお悩みを抱えていらっしゃる方は、是非、お気軽にお問い合わせ下さい。